2006年09月30日

進化とはなんだろうか

『進化とはなんだろうか』を読んだよ。ダーウィン繋がりで博物学。正確に言うと進化生物学とか…。

『ダーウィンの足跡を訪ねて』で進化論の面白さを知り、次のステップとして進化論の入門書的なものを探したら、いつもの岩波ジュニア新書のこの本にヒット。

で、率直な感想は「進化論はスゴイスゴイ」。
「生殖だけの意味で言ったら、無性生殖の方が効率がよいのに、なぜ生物は有性生殖の方が多いのか?」とか、「自然淘汰の仕組みはどうなっているのか?」とか、「環境に適応するとは生物的にはどういう意味なのか?」とか、今まで漠然と妄想していたことが、理論的に説明できているところがスゴイ、スゴイ。
そして、その進化の過程は、すべて遺伝子の組み替えで起こり、且つ偶然に支配されているという。だから、自然に適応した生物がいるとは言うけれども、それは能動的にそうなったわけではなく、結果的にそうなっただけの話ってわけ。

そう、確かに進化論もスゴイけど、「生物は神様が創ったものだからその後に変化する訳がない」と皆が考える時代に、進化論という新しく正しい理論を打ち立てた人たちもスゴイよね。

進化論にしばらくのめり込みそうな予感…。
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2006年09月22日

読書力をつける

『読書力をつける』を読んだよ。阿部謹也シリーズ第12弾。

阿部先生は亡くなってしまったけど、その著作は残る。先生の著作で読んでいないものはたくさんあるので、読んでいこうと思う。

「知のノウハウ」シリーズの1冊なんだけど、単なるハウツウ本だと思ったら大間違い。たぶん、勘違いして読んでしまう人は多そうな気がするけど。

内容的には、中世ヨーロッパでの読書のあり方から始まって、「教養とは何か」のテーマに繋がっていく。だから、『教養とは何か』や『自分のなかに歴史を読む』と重複するテーマが多々あるよ。この2作は既読なんだけど、本書の方が難解なような気がするよ。特に後半に登場する西順蔵氏の中国思想論文の話はまったく理解できず…。情けな〜。

そして、「自分のなかに歴史を読む」というテーマ。はっきり言って、この文章だけでは、何のことだかさっぱり分からず。この答えのヒントになるような文を引用してみる。
そういうなかで、自分のなかから歴史を読もう、自分を基準にして歴史を見ていこう、自分から出発して問いを立てようというのが、私の歴史とのかかわり方なのです。歴史というものを私はそんなふうに考えています。
今までのモヤモヤが少し晴れたような…。
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2006年09月16日

ダーウィンの足跡を訪ねて

『ダーウィンの足跡を訪ねて』を読んだよ。進化論?なんじゃそりゃ?

進化論のダーウィン…とここまでならばよく知っている。でも、それ以上のことは何も知らない。アッシだけじゃなくて、普通の人はそうなんじゃないかなぁ〜。
この本は、そのダーウィンの足跡を訪問しながら、それを伝記風にまとめたもの。主にイギリスなんだけれども、ガラパゴスなんかも登場するよ。

で、このダーウィン先生。先生って書いたけど、教員ではないよ。これが、アッシ的には不思議〜って感じ。そう、どこの教育機関に属さない純粋な科学者。それでも生活に困らなかったのは、本人の実家も奥さんの実家も大金持ちだったから。
そして、研究はといえば、遺伝子というものの存在が発見されていなかった時代に、進化という概念を考えたのは画期的なんだろうね。そして、それは神を否定することにも繋がるんだから。

博物学的な話はほとんど出てこず、ちょっと予想が外れたけど、ダーウィンその人自身を知るには入門書的によいのではないかなぁ〜。
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starダーウィンも辛かった
starダーウィンの伝記風旅行エッセイ
starちょっとちぐはぐ・・・

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posted by りすじぃ at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 20歴史

2006年09月06日

北の街にて

『北の街にて』を読んだよ。阿部謹也シリーズ第11弾。

筆者の小樽商科大学時代のあれこれをエッセイ風にまとめたもの。
エッセイ風とか書いたけど、話の筋的には「小樽商科大学の学内事情」、「ドイツ留学時代」、「一橋大学関係者との交流」、「大学紛争」など。
ただ、それぞれの話が独立しているわけではなく、その中での人との交流の中で筆者が世間の構造を根底で考えているのが、見て取れるってわけ。
『阿部謹也自伝』に近いものがあるような気がするけど、どちらかというと本書の方が阿部氏なりの学問的な考察が含まれているよ。

で、アッシ的に興味深かったのは、小樽商科大学の学内事情のこと。小樽という街の狭さに加えて、大学という小さな世間。その世間の難しさを思い知らされたよ。
例えば、大学紛争後において、教官と職員の関係に大きな変化があったことが、ズバリと書かれているのはビックリ〜。

また、ところどころで紹介される西さん(元一橋大学教授)からの手紙。世間との関わり方についての一例がこの手紙の中にあるような気がするよ。

『阿部謹也自伝』でも、吉祥寺の話が多少出てきたけど、今回はアッシの知っている喫茶店が出てきたよ。ますますお近づきです〜。
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