2007年10月28日

雑学のすすめ

『雑学のすすめ』を読んだよ。清水センセーのお勉強エッセイは、どこまで続くんだぁ〜。

Webサイトで連載されていたものを、一冊にまとめたもの。雑学の範囲は多岐に渡っているけれども、相変わらずイスラム教国を巡る世界史の分野は多いよ。

「ピラミッドの謎」では、なぜピラミッドが崩れないのかを力学的に説明しているよ。そうだよなぁ〜、ただ積んだだけなら、すぐに崩れること必至だよなぁ〜と考えると、新たな視点で、これは面白かった。

「名前の起源あれこれ」も面白い。外国人の名前だけど。
誰々の息子(あるいは娘)といった意味の姓が多いと。
たとえばイングランドでは、名前にsをつけると、××の息子、もしくは××家という意味になる(まれに、××の雇われ人、という意味の時もある)。
ウィリアムズ、はウィリアムの息子という意味だ。同様に、アダムスはアダムの息子、ジョーンズはジョンの息子の意味だ。
son、senを付ける場合もあるとか、ジョンソン、ジャクソン、アンダーソン。ハンセン、ヨハンセン。アッシが勝手に思ったのは、ニクソンもそうか?
ドイツでは、sohnがそうだとか。メンデルスゾーン。ひぇ〜、驚き。

長くなるけど、もう一丁。「パロディーの効用」も面白い。結論から言うと、どんな文学作品も模倣により発展してきたものだと。
本書に出ている実例。『世界周航記』→『ロビンソン・クルーソー』→『ガリヴァー旅行記』→『十五少年漂流記』→『蝿の王』→『バトル・ロワイヤル』。
なるほどねぇ〜。

本書はWebサイトでの連載をまとめたものって書いたけど、最後の話は書き下ろし。それが「我が郷里、名古屋の面白さ」。名古屋人が排他的だといわれる理由を考察しているよ。これも興味深いので、是非ご一読あれ。
雑学のすすめ
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posted by りすじぃ at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 90文学

2007年10月21日

大学の教育力

『大学の教育力』を読んだよ。大学って何を教えるところだろう。

大学改革がメディアで言われるようになって久しいけれども、それは財政や経営的なものが多いような。そろそろ教育についての改革が注目されてもいいのではと思っていたけど、これだという目玉は出てこないような…。
そんな中、教育改革を理論的にまとめたのが本書。

大学の歴史から始まって、アメリカと日本の教育モデルを紹介。そして、どういう改革があるのかを探っているよ。

日本の大学というと、まずは研究があって、その成果をベースに教授が学生に伝授するというスタイル。だから、まずは研究有りき。学生の自発的な学習が前提となる。
アメリカは逆に誘導型。教育目標があり、その目標に誘導するようにカリキュラムが組まれている。それは職業を意識しているからだと。

結局、研究重視か教育重視かということになるんだろうけど、どちらが社会に求められているのかの違いになるんだろうね。日本の場合は、どちらも求められていないような気がするけど。
となると、社会に求められるような大学にならなければ、いけないんだろうね。その次のステップで教育か研究かを各大学が選択することになるだと思う。

教育改革の手法も数々あるよ。聞いたことがあるもの、実際に実践しているもの、それぞれがカテゴリに分類されていて、分かりやすい。そういう意味で、なんとなくこんなことがあるねって考えていたことが整理されていたので、アッシ的には満足の一冊でした〜。
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posted by りすじぃ at 17:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 30社会科学

2007年10月16日

原発を考える50話

『新版 原発を考える50話』を読んだよ。チェルノブイリ原発事故から、もう21年。

原発について知らないことが多過ぎる。ウラン、プルトニウム、軽水炉、高速増殖炉、原子力船むつ、プルサーマル計画etc。言葉は聞いたことがあるけれども、じゃ実際にどんなもの?というとさっぱり知らず。それがアッシのような普通の人々だと思う。

まずは、日本の原発の現状を紹介。原発の場所や種類など。そして、燃料の話。ウランを燃やすっていうけれども、そう簡単には燃えない。あれこれ加工してやっと燃やせるウランができるわけ。で、燃やした後は、ウランの燃え滓「死の灰」、ウランの燃え残りとプルトニウムが出来る。なんか不思議。
このまま廃棄すると放射性廃棄物。でも、プルトニウムを再生しようとする。でもその計画は頓挫。
夢の燃料なんて有り得ない。何のための核燃料リサイクルなのかなぁ〜って思ってしまうよ。

世界的に原発は廃止されていく方向にあるという。しかし、日本ではいまだに原発の必要性が喧伝されている。その一方で、電気を捨てるために発電所を動かすといったようなこともあるという。
本当に電気は必要なのかなぁ〜。節電仕様の商品が売れる。その一方でますます電気が作られていく。矛盾しているよなぁ〜。

本書が発行されたのが2006年2月。そして、今年。原発のある柏崎で大地震が起きた。筆者の心配が現実で起きた。その後の発電所の様子はメディアでは報道されないようだけど…。
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posted by りすじぃ at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 50技術. 工学

2007年10月12日

すばる望遠鏡の宇宙

『すばる望遠鏡の宇宙』を読んだよ。理論の実証をすばるで。

ハワイ島マウナ・ケア山頂(4205m)に建設されたすばる望遠鏡。その建設の歴史、構造と機能、そしてすばるを利用した研究の実績などを紹介した本だよ。写真もいっぱい。

『わかる!宇宙と生命の不思議』に書かれていた太陽系の歴史、太陽系以外の惑星の存在の探求、銀河、銀河団、大規模宇宙構造、ビッグバンなどなど、多くの理論をすばるによって、実証的に検証されていることがよく分かるよ。

ドップラー効果で太陽系外惑星の存在を確認する方法も理論的に解説。そして、すばるで直接観察することができるのも間近かも。期待できそうだよ。

もっとすごいすばる。128億光年もの彼方の銀河が観察できる。宇宙の歴史が137億年といわれているから、128億光年はすごい。それは宇宙の誕生の謎に迫る可能性が高くなること。だから、今後が楽しみ。

科学の夢は尽きないよね。でも、すばるプロジェクトにはどれだけの経費が掛かっているのだろう。すばるの成果がこうやって紹介されるのも、大学共同利用機関として説明責任を果たしているんだろうね。
すばる望遠鏡の宇宙 カラー版―ハワイからの挑戦 (岩波新書 1087)
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posted by りすじぃ at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 40自然科学

2007年10月07日

最高学府はバカだらけ

『最高学府はバカだらけ』を読んだよ。アホ、バカの連発っていう本も珍しい。

世間にあまり知られていない大学の内幕をレポートした本だよ。

まずはバカ学生の実態レポート。想像を絶する…。

そして、そのような学生を生んだ原因を探る。それは大学なのかそれ以外なのか。大学以外の原因として、高校、親、文科省などが上げられているよ。

そして、大学にも責任が?推薦・AO入試の増加や、教職員の不能、広報機能未発達、そして情報隠蔽など。
情報隠蔽はよく分かる気がするよ。仕組み的な問題だしね。それ以外はう〜む。
どちらにしても、高校、親、文科省、大学が自分の立場でしかモノを考えていないというところに問題があるような気がするよ。それぞれがバカっていうことなのかもしれないけど。

で、大学は今どんな改革を行っているか。たぶん、改革として手を打っていない大学は無いと思うけど、その改革が的を得ているのかというと、そうでもないみたい。
一番分かりやすいのが、ヘンな大学名や学部名。ノースアジア大学とかシティライフ学部とか人間キャリア創造学科とか…。確かにアホっぽいと思う。

じゃ、ホントにアホっぽい大学ばかりか?というとそうでもない事例を紹介。。そこで多少救われるんだけど。

副題は“全入時代の大学「崖っぷち」事情”。これで多少本題の衝撃度を和らげているけれども、本題と副題が逆だったら、これだけ売れなかっただろうなぁ〜。
最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)
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posted by りすじぃ at 08:14| Comment(0) | TrackBack(2) | 30社会科学