2008年04月30日

小説家になる方法

『小説家になる方法』を読んだよ。作家志望じゃないけど。

清水センセーが書き下ろす、かなり本気の本。

前半は清水センセー自身の経験を中心に如何に小説家になったかを述べる。
まずは読むこと。ひたすら読むこと。読まずに小説家にはなれないと。
そして、読むことが書きたい願望に遷移する。模倣から始まり、オリジナル作の発表の場としての同人雑誌作り。清水センセー、謄写盤まで買ったとか。気合い入ってる〜。

ところが、なかなか小説家にはなれない。10年ほどのサラリーマン生活の間に新人賞に応募したり、多少の原稿依頼があったりと、本当の小説家にはなれない。

きっかけは、「書きたいものを書いた時」だったという。それがパスティーシュという分野だったと。
わかるような気がする。編集者に言われて書かされるのと、自分から書きたいと思ったものを書くのでは、モチベーションが違うよね。

後半は具体的なノウハウ。冒頭にも書いたけど、作家志望じゃないから読み流したけど、比喩のノウハウは参考になったよ。
あと、小説家も意外に普通の生活をしているということも。

最後に。単に有名人になりたいとか、金持ちになりたいとかという理由で小説家を目指すのは間違いであると、清水センセー。
お手軽モード全盛の今の世の中。一筋縄でいくわけがないのは、どの世界も同じだよね。
小説家になる方法
小説家になる方法清水義範

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posted by りすじぃ at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 90文学

2008年04月27日

生き方が変わる数学

『生き方が変わる数学』を読んだよ。…ってどんなんだ〜って気がするけど。

ちょっとした数学問題を提示して、数学的なお遊びを楽しむ本。「はじめに」には、「数学遊戯」って書かれているよ。茂木先生のアハ体験に近いのかも。

で、アッシのアハ体験を2つほど紹介。
このシンメトリーを抽象的に研究する学問が群論と呼ばれる数学の一分野です。
驚いた〜。しかもガロア理論は群論を使って証明したとか。これって、フェルマーの定理の時と同様に、まったく別物だと思っていたものに架け橋を掛けたんだよね。凄いなぁ〜。
学生の時に、ゼミでガロア理論をテーマとしたけど、そんな風には受け取れなかったなぁ〜。やっぱり、おバカな学生だったなぁ〜。

もう一つは、「数学おもしろ算歌」を3つほど。
平面の 中の点より 界まで 距離ぞ等しき 形ぞ円ぞ(円の定義)
点はただ 位置はあれど うちたえて 幅も厚さも 長さだになし(点の定義)
三角の 1つの角の 外角は 他の内角の 和にぞ等しき(三角形の定理)
和歌風にどうぞ。
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posted by りすじぃ at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 40自然科学

2008年04月23日

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』を読んだよ。若者の働き方は本当に変わっているのかなぁ〜。

本書のキーワードは「昭和的価値観」。全編にこのキーワードが流れているよ。
さて、その昭和的価値観って一体何だろ。それは年功序列というレール。そして、若者の労働が団塊世代の給与を稼いでいるという論理。
これに気が付いた若者は、レールに乗っても3年でそのレールを降りてしまう。そして、アウトサイダーが増えていく。会社はキャリアを積むきっかけにしかならなくなっていく。なんとも負のスパイラル。
…と、ここまでは前著『若者はなぜ3年で辞めるのか?』と重複する部分が多し。

昭和的価値観に話を戻す。本書では、22の昭和的価値観を取り上げ、それを否定する事例を上げているよ。それらがすべてアウトサイダーの生き方。彼らなりにビジョンを持ち、仕事に邁進する姿勢は、アッシのようなダメサラリーマンに勇気を与えてくれるよね。

そして、本書の中でも書かれているけれども、若者を送り出す大学側の立場も変わっていかなければならないんだろうね。たまたまあるTV番組で見たことが本書の内容と関連有るので書くけれども、日本の大学は、赤ちゃん受け渡し型だと。何も知らないまっさらな赤ちゃんを企業に受け渡すだけの大学。欧米の大学は、棒高跳び型だと。棒高跳びの棒とその飛び方を大学が教授し、社会に飛んでいく姿をイメージしていると。
分かるような気がするよね。

さて、若干景気が良くなってきているけれども、それが逆に昭和的価値観を復活させる気配があるとか。これからの日本が気になるよね。
でも、アッシも昭和の価値観にどっぷり浸っているので、エラソウなことは言えないよなぁ〜。
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posted by りすじぃ at 06:20| Comment(0) | TrackBack(2) | 30社会科学

2008年04月13日

ウェブ時代 5つの定理

『ウェブ時代 5つの定理』を読んだよ。やっと落ち着いて本を読めます〜。

このところ、本を読む速度が低下中。3週間連続出勤も昨日でやっと終わり、久しぶりの休み。図書館にも行けます〜。

さて本書。第1級のビジョナリーたちの名言を筆者なりにまとめ、コメントを付けたもの。それを「5つの定理」としてまとめているよ。

第1定理は「アントレプレナーシップ」。ニュアンスとしては「進取の気性に富む」というのが一番近いとか。一般的には「起業家精神」。
起業することを「スタートアップ」と言う。これもピンと来るよね。そして、アッシのお気に入りの言葉は、これ。
パラノイア(病的なまでの心配性)だけが生き残る。−アンディ・グローブ

第2定理は「チーム力」。でも、日本人が考えるチーム力とは違うよ。日本人のチーム力は世間だからね。だから、ここでいうチーム力とは、プロフェッショナルチームを意味するわけ。アッシのお気に入りの言葉は、これ。
政治的になるな、データを使え。−マリッサ・メイヤー
会議では「I like 〜」を使うなとも。これを使うと、皆が「Yes Yes, me too」とか言い出すから…。

第3定理は「技術者の眼」。アッシのお気に入りの言葉は、これ。
インターネットが負けるほうに賭けるな。−エリック・シュミット
今日的な言葉なんだけど、意味的には「今日の問題を昨日の解法で解いてはいけない」と。この意味だとよ〜く理解できるよね。未来志向の言葉だなぁ〜。
もうひとつ。プロダクト志向もこの定理のキーワードだよ。

第4定理は「グーグリネス」。グーグル的気質というか。
グーグルの考え方はいろいろな本で紹介されているから、繰り返しになるような気がするけど、本書では「変な会社」と表現されているよ。
「自発的に動く!」というキーワードで、アッシのお気に入りの言葉は、これ。
一からすべて命令してほしいなら、海兵隊に行けばいい。−エリック・シュミット
笑える。

第5定理は「大人の流儀」。アッシのお気に入りの言葉は、これ。
自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。−ビル・ジョイ
大人だなぁ〜。そういう志向が好きだなぁ〜。

さて、サラリーマンとしてのアッシ。これらの起業家精神的言葉をどうサラリーマンとして活かしていくかだよね。よ〜く考えてみよっと。
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posted by りすじぃ at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 10哲学