2008年09月23日

偽善エコロジー

『偽善エコロジー』を読んだよ。今、環境問題って話題になりやすいのはどうしてだろう。

幾つかの環境問題に関する本を読んでいるけれども、本書はどちらかというと生活に即した形で話題提供、っていうか筆者なりの検証をまとめたもの。

分かりやすい話から入ると、スーパーのレジ袋のこと。もともとレジ袋は、石油の原料としては、使われずに燃やされていた成分を原料としているとのこと。そして、レジ袋が無くなると、結局、石油製品でエコバックを作ることになり、同様に石油を原料として有料の専用ゴミ袋が売られることになる。意味があるのかと筆者。
割り箸にしても同じ観点。元々割り箸は端材を使っているわけだから、割り箸を作らなくなると、結局は端材というゴミが出る。さらには日本の森林利用の衰退化に繋がるという。

そして、地球温暖化の話。『ほんとうの環境問題』でも出てくる話だけど、京都議定書をきちんと守ろうとしているのは日本だけだと。さらに、日本だけが頑張って、京都議定書の約束6%を削減したとしても、世界全体からすれば、0.3%削減されるだけに過ぎないという。確かに計算上はそうなる。しかも、0.3%となるとほとんど誤差の範囲になるよね。子の為に、大量の税金を投与して、京都議定書を守るものなのかどうか。日本だけがひとり浮いているのだとしたら。なんだか戦前の正義の為に突っ走る日本のイメージがこれと重ね合わされるんだけど…。

マスメディアに対する批判も。マスメディアは国民に警告を発しなければならないという使命感を持っているのでは?それが、記者の根拠のない心配事を裏付けるための記事になってしまうのでは?と筆者。
確かに、マスメディアの張るキャンペーンはその根底に何があるのか…という疑問を持った方がいいのかもしれないね。

ダイオキシンの問題も。ここでは事例が面白い。それは「焼き鳥」。焼き鳥はプラスチックと同じ高分子。だから、焼けば必ずダイオキシンが発生する。それでも焼き鳥屋のオヤジは死んでいない…。囲炉裏とか炉端焼きも。

ここまでの話で一旦筆者の総括。
我々の科学は、どれが毒物、どれが栄養などとはっきり分けられるまでには発達していません。むしろ問題は、新しい科学の力で作られるものの中で、もともと自然界になかったものや、自然界とは隔絶して多い量で接するもののほうが危険なのです。
この論理から、放射線より蛍光灯、ダイオキシンより化粧品が危険であるという。

リサイクルにしても、自治体はヘンな処理の仕方をしているよう。キログラム405円の税金を使ってペットボトルを回収し、40〜50円で中国に売っているという。なんだかヘンだなぁ〜。
で、筆者の提案は、ゴミの分別は2種類でよいと。金属とそれ以外。金属は業者が種類毎に分けることは容易。それ以外は燃やしてしまうのが一番だと。最近の焼却設備は高性能なものになっているんだろうなぁ〜。

ここまでの話で、冒頭の疑問に戻る。昔は環境問題といったら公害しかなかったけど、今の環境問題は当時の公害とは視点が違うよね。生活者の立場からモノを考えないといけないのが今の環境問題。どう捨てるかを考えるより前に、どう生活するかを生活者が考えていかなければならないんだろうね。
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2008年09月01日

里山ビジネス

『里山ビジネス』を読んだよ。玉村豊男ってこういう人だったんだぁ〜。

長野県東御市のワイナリーの経営を中心に、いわゆる里山でのビジネスのあり方について、自説と実践を紹介した本だよ。

まずは、玉村氏の経営する店のオープンシーンから。ワイナリーに併設のカフェレストラン。人里離れた山の中、お客さんが来るのかと危惧していたけど、かなりの来訪者があり。レストランでは出すものが無くなるほどだったとか。まぁ、著名人の店だってこともあるんだあろうけど、順調な滑り出し。

さて、ワイナリーの起業はどうだったのか。とにかく、必要な設備がすごい。醸造設備機器だけで、4500万。その他に土地建物、そして人件費。もちろん、個人的にワインを作るだけなら、これだけの設備は不要だけど、ワイナリーを作るのには、酒税法で最低規模が決められているのだとか。税金を徴収する側の立場から、法律が決められているような気がするよ。

玉村氏の云う里山のビジネスモデルとは何か。一言でいうと「生活観光」、「小さな観光」。産地のブランド化が流行っていて、どこの地方もそういうものを目玉にしようとしているけれども、狭い日本ではそれほど差別化できないし。
そこで、そこに住む人の普通の暮らしに触れるのが「小さな観光」だと玉村氏。
そう観光地より、その場所でそこに住む人を相手に商売をする店の方が面白かったりするのは、そういう「小さな観光」なんだろうね。

適切な経営規模の話も。
里山で経営を拡大しようとすると当然森を切り開かなくてはならない。ヨーロッパに今も広がる見渡す限りの草原は原生林を切り尽くしたあとの姿だとか。かつてはその森で豚を飼っていたのだが、豚が飼えなくなり餓死者も増えたという。そのかわりに牛を飼うようにもなったのだが。
この例が示すように、経営を拡大することだけを考えれば里山の暮らしが持続できなくなってしまうと玉村氏。

エコについても。
汚れた水を流すときも、ゴミひとつ捨てるときも、つねにまわりの植物や動物のことを考える…そんなことはエコなどという言葉がまだなかった頃から昔の人がふつうにやってきたことですが、ある意味では一種のエコライフといえるのかもしれません。
…と。都会の暮らしのエコとは全く違うよね。

里山の生活は都会に住む人たちにとって、一種の憧れではあるけれども、ビジネスとして考えると、大変なんだろうと思う。でも、氏のいう「確かな生活の拠点」としてビジネスを考えれば、それなりの成功はあるのだろうね。ここでいう「成功」とは都会の成功とは意味が違うのだけれども。
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2008年08月10日

ほんとうの環境問題

『ほんとうの環境問題』を読んだよ。アメリカと中国に不信感…。

冒頭、いきなりアメリカと中国だけど、やっぱり環境問題って、政治的な駆け引きに利用されているだけ。地球のことなんか誰も考えていなんじゃないかと思えるくらい。違うか、地球のことより人類、ホモサピエンスのこと、いや、その前に自国の国益のことしか考えていないんだよね。

さて、本書。『環境問題のウソ』の筆者・池田清彦氏とお馴染み養老先生がそれぞれ執筆。最後は二人の対談で締めくくる。

養老先生は冒頭で曰く。「アメリカ文明とは石油文明である」と。アメリカの秩序は石油によって維持したのだとまで云う。それはまさにエントロピーをそこに捨てるかという問題で、それが炭酸ガスの問題になったのだと。

そして、結局はこういう結論。
環境問題は安全保障問題そのものです。憲法九条や核武装の問題とも、すべてリンクしていると僕は思いますよ。
例として、原発全廃を目指していたドイツやイギリスが方向転換したことを上げているよ。

さて、池田氏。

環境問題にはある種の「流行」のようなものがあると。アッシもそう思う。日本人の流行好きに乗っているだけのような…。そう、あと20年もしたら、CO2って何?っていう世の中になっているのかも。なんともバカバカしい…。

CO2が増えることでメリットは無いかのも考える。CO2が増えて気温が高ければ、光合成の速度は速くなり、植物の成長が速くなるってこと。これって生物にとっていいことじゃないの?それで、恐竜とかが生き延びていた時代も地球にはあったわけだし。
そんなことを考えると、環境問題ってますますホモサピエンスの都合か?とも思えてくるよね。

一転して、石油が人類を救った話。石炭より前は木材しか燃料が無かったわけで、石炭・石油がエネルギー資源として発見されなければ、今頃世界中の木が切られて、砂漠化していたかも…という話。なるほど…。
でも、逆に木材エネルギーのままだったら、これだけ文明は発展しなかっただろうし、エネルギーの消費もそれほどでもなかったのではとも思えるけど。

エネルギー問題は人口問題とも関わってくる。エネルギーを減らすには人口を減らすのが一番。なるほど…。そして、人口抑止対策としての「携帯電話」の普及を上げているよ。これはユニークなアイデア。
携帯電話のみならず、パーソナルなツールによって、それを使う人たちの「個人の世界」を広がれば、出生率は下がる。
先進国は概ねそうだと池田氏。

そして、京都議定書によるCO2の6%削減。年間1兆円も掛かるという。日本のエコ化は元々進んでいたのにさらに削減を要求されていると。ここでアメリカはどうなのか?ガソリン撒き散らしカーを売り続けている国が日本のように対策を講じれば、一気にCO2は削減できると。
さらに、CO2の削減問題より、人口とかエネルギーの問題に取り組むことが本質論なのに、何故か流行のエコに取り組んでしまう愚かさ…。
やっぱりアホだと言うしかない。
と池田氏。ごもっとも。

最後に二人の対談での養老先生のお言葉を引用。
文科系の人間というのは、どうしても最後にはイデオロギー優先になって事を考えてしまうよね。そういう文科系の人間が指導的な立場にあることが多い。なんとかしてほしいよな。モノは精神で置換できず、精神はモノで置換できない、ということがわかっているのかな。
いやはや、環境問題って、奥が深いのに、どうして注目されていないのか理解できたような…。
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2008年01月23日

ウェブ時代をゆく

『ウェブ時代をゆく』を読んだよ。このウェブの時代に、どう生きどう仕事をするかなぁ〜。

筆者・梅田氏の前著『ウェブ進化論』では、グーグルを中心として動き始めたウェブ環境の変化を紹介した本だったけれども、本書はその環境を基盤に我々がどのように仕事をしていくか、職業を選択していくか、そして、究極的には「飯を食っていく」か…といったことをテーマとしているよ。

まずは「高速道路」と「けものみち」の比喩。ウェブ時代の現代は、ある分野で極めたいと思えば、効率よく過去の叡智を吸収できる。それはまさに高速道路を疾走するが如く。そう、ちょっとした調べものをしたいと思えば、すぐにネットで検索。体系的に整理されているものではないけれども、多少の努力である程度までの知識は得ることができるわけ。
ただ、疾走した先には渋滞が待っていて、さらにその先に進むには、二通りの方法があるという。ひとつが、そのままその渋滞に進んで行き、高く険しい道を切り開いていく方法。そしてもうひとつがそこで高速道路を降りてしまい、かつて人類が歩いたことのない「けものみち」を自ら切り開いていく方法だという。
どの道を選ぶかは、その人の人生観や職業観だ。まさにウェブ時代の生き方がこれだ。

そして、けものみちを行く人たち。オープンソースの開発者たちがその人たちだ。そして、彼らの特徴は「勤勉の継続」也。
「勤勉の継続」などと言うとずいぶん古めかしいと思われるかもしれないが、本書でさまざまな事例を挙げながら考えてきたように、ウェブ時代の初期に現れた新しいタイプのリーダーたちに共通するのは、「自分が好きなこと」「自分に向いたこと」「自分がやりたいこと」を対象に「勤勉の継続」が自然にできる人たちであった。強いられて行う「勤勉の継続」とは決定的に違って、志向性と自発性と能動性がすべての始まりだから、彼ら彼女らにとって、勤勉は苦しみでなく楽しみなのである。

その自発性。職場での情報は管理されたほうが、その範囲内で仕事をすればよいので、社員は楽であると。逆にすべての情報が共有されるということは、自分の範囲の仕事をするのは当たり前、それ以上の付加価値を求められるわけ。「道具は欲しいけど、仕事はやらない」なんてことは論外だってことだよね。

結局、ウェブとは何かと言った時に、「能力の増幅器」だという。それは、働き者と怠け者の差を拡大させる。これは自明だよね。
それにしても、よくよく考えてみると、恐ろしい世の中になったものだ〜。
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2007年10月16日

原発を考える50話

『新版 原発を考える50話』を読んだよ。チェルノブイリ原発事故から、もう21年。

原発について知らないことが多過ぎる。ウラン、プルトニウム、軽水炉、高速増殖炉、原子力船むつ、プルサーマル計画etc。言葉は聞いたことがあるけれども、じゃ実際にどんなもの?というとさっぱり知らず。それがアッシのような普通の人々だと思う。

まずは、日本の原発の現状を紹介。原発の場所や種類など。そして、燃料の話。ウランを燃やすっていうけれども、そう簡単には燃えない。あれこれ加工してやっと燃やせるウランができるわけ。で、燃やした後は、ウランの燃え滓「死の灰」、ウランの燃え残りとプルトニウムが出来る。なんか不思議。
このまま廃棄すると放射性廃棄物。でも、プルトニウムを再生しようとする。でもその計画は頓挫。
夢の燃料なんて有り得ない。何のための核燃料リサイクルなのかなぁ〜って思ってしまうよ。

世界的に原発は廃止されていく方向にあるという。しかし、日本ではいまだに原発の必要性が喧伝されている。その一方で、電気を捨てるために発電所を動かすといったようなこともあるという。
本当に電気は必要なのかなぁ〜。節電仕様の商品が売れる。その一方でますます電気が作られていく。矛盾しているよなぁ〜。

本書が発行されたのが2006年2月。そして、今年。原発のある柏崎で大地震が起きた。筆者の心配が現実で起きた。その後の発電所の様子はメディアでは報道されないようだけど…。
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2007年08月15日

ウェブ人間論

『ウェブ人間論』を読んだよ。ウェブって、人間の生き方まで変えられるのかなぁ〜。

『ウェブ進化論』の筆者・梅田望夫と作家・平野啓一郎の対談集。作家というと文系の代表でIT系に疎いというイメージがあるから、対談の相手としてはよかったかも。でも、平野氏自信はかなりウェブに詳しいよ。

本書の重要なテーマのひとつが「リアル社会とネット社会をどう使い分けて生きていくか」。人々がブログを書く理由は何か?から始まって、リアル社会で言えない本音をブログで書くというパタンを例に生き方の変化を語る。特に匿名で書く場合と名前を出して書く場合では、リアル社会への影響に大きな違いがあるとの指摘。確かにそうだよね。
あと、リアルで語る場合とネットで語る場合の「齟齬」があることが多い。これは両方合わせて一人のアイデンティティーなんだという考え方で説明しているよ。こちらもなるほどなぁ〜。

で、作家が登場したからには、著作権の問題も避けて通れない。ここで二人の意見がぶつかる。本が売れなくなるのではないかという考え方を、まったく別の視点から否定する梅田氏。オープンにすることで、別の需要を掘り起こせると言い切る。梅田望夫っていう人は、どこまでもネット崇拝的な考え方をする人なのだろうなぁ〜。この点では、平野氏が押し切られたと言う印象だよ。

梅田氏のような考え方は、分かる人には分かる。分からない人にはさっぱりというような気がする。アッシもこれからのネット社会の動向をよ〜く見守っていかなくてはね。
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2007年06月09日

フューチャリスト宣言

『フューチャリスト宣言』を読んだよ。茂木さんの考えていることが徐々に理解できてきたような…。

最近アッシが注目の茂木さんと梅田望夫氏の対談集。アッシと年代が同じだけに、共感する部分が多々あり。例えば、アポロ11号の月面着陸。アッシも宇宙漫画を夢中で読んでいた。未来は希望に満ちていたよ。自分が大人になったら、どんなにすごい世の中になっているんだろう…と。

さて、お二人の対談。アッシ的に注目に値する発言が多数。例えば、
大学で教えるエネルギーをブログにかけたい
大学はもう終わっている
など。要は、学ぶためのコンテンツは、大学の講義で入手できるコンテンツは、Internetで公開されているコンテンツに敵わないってことなんだとアッシは理解。
だから、
好きということのすさまじさ
という発言も理解できる。

巻末に両氏の中学生と大学生と対象とした講演の発言が収録されているよ。たぶん、当時のアッシがそれを聞いて完全に理解したかというと、それは疑問。でも、今の若い人はそれを理解できるのだと思う。うらやましい気分。
茂木さんの発言。
プロフェッショナルの定義というものは、自分のやっていることに快楽を感じる人。しかも、生物学的に単純な快感じゃつまらない。そうではなくて、仕事か勉強とかをいくらやっても飽きない人。
そうそう。まさにそれは脳科学でいうドーパミンの効果だと思うよ。脳に快楽を与えないとね。
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2007年05月28日

物理学者、ゴミと闘う

『物理学者、ゴミと闘う』を読んだよ。ここでもエントロピーが出てきた〜。

現代の環境問題を物理学的視点から解説した本。視点はユニークだと思うけど、どこかこじつけがましい点も。
とは言え、物理学の法則は一般論から、どんな系にも適用されるはず。地球環境にも当てはまって当然だよね。

で、その地球環境とは…。本書では環境エンジンに例えられているよ。車のエンジンは吸入と廃棄というサイクルだけど、この環境エンジンも同じ。これを、定常開放システムと言っているけれども、このシステムは「取り込んだ物質とエネルギーが、必ず廃棄されなければならない」ものだと筆者。

ここで出てくる廃棄という言葉。雑駁に言うとゴミだよね。ゴミは環境エンジンから廃棄されるけれども、結局、そのゴミを吸収する系があるわけ。それが広大な宇宙だったりすれば、それは即環境問題と言える訳。

さて、エントロピーはどう関係してくるのか?エントロピーの増大は周りの環境に廃棄物を放出することなんだって〜。

あ〜、なんだか分かったような分からなかったような。
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2007年03月06日

「捨てる!」技術

『「捨てる!」技術』を読んだよ。その前に、なんでこうも物が増えるんだろ?

2000年に刊行した同書の新装・増補版。6年も前の新書だけど、捨てる技術の考え方とかテクニックはそれほど変化していないから、今でも十分に参考になるよ。

話の中心は、物を捨てるための考え方とテクニックの紹介。

まずは考え方。アッシ的な共感は、「いつか使うだろう」と思わないこと。紹介されている事例は本、雑誌、服など。アッシの場合は、雑誌は最近は買わなくなったからほとんど増えないけど、気になっているのは職場での書類。デジタル化されている書類が多いから、プリンタで印刷しても使ったらすぐ捨てるようにしている。それでも書類は増える。紙メディアで貰っちゃうとね。それで、机の引き出しが満杯〜。

この事例の場合、「一定量を超えたら捨てる」というテクニックが有効だよね。それでも、アッシは捨てている時間が無い。いや違う。「見ないで捨てる」というテクニックを使っていないだけだ。つい、見てしまうから、時間が掛かる→捨てられない…という悪循環。

あ〜、机の周りを片付けた〜い。
「捨てる!」技術 (宝島社新書)
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star「捨てる」ことを「技術」ととらえた点は目新しい
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2007年01月31日

環境問題のウソ

『環境問題のウソ』を読んだよ。事実とは何か。そして、その事実をどこで知るのか…。

環境問題は難しいよね。地球温暖化、ダイオキシン、外来種、自然保護と4つの環境問題について、筆者の鋭い見解を述べた本だよ。

まずは、地球温暖化。CO2削減とか京都議定書とか、CO2が地球温暖化の諸悪の根源であるように言われているけれども、この程度の温暖化は地球の歴史的には当たり前の程度の変動であると筆者。地球規模で云うと、氷河期が何度もあった訳だし、またまた今が間氷期なだけな話。これからCO2を幾ら削減したところで、地球規模の変動に逆らえるわけでもあるまいし…と。
今年も暖冬。昔より暖かくなっているのは事実だけど、暖冬が何年も続けば、それが平年の気温になるわけだし。

ダイオキシン問題も面白い。空気中にはたくさんのダイオキシンが浮遊しているとか…。それでもヒトとして生きていけているわけだから、それほどシビアになる必要はないみたい。所沢のホウレンソウも普通に食べている分には、100年経っても致死量までにはならないらしいよ。

という感じで、外来種の問題も、自然保護の問題も、一般的に知り得る情報と異なる事実。結局、そういう問題に利権が絡んで、大袈裟な話になっているという。そして、無駄な税金の投与。
あ〜、どうなっているんだ。この世の中は〜。
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2006年12月03日

傷だらけの百名山

『傷だらけの百名山』を読んだよ。アッシの山歩きも傷だらけの恩恵に預かっているのだけれども…。

日本の中部山岳を中心に、山を取り巻くあらゆる問題点を報告したもの。あまり『日本百名山』とは関連がないかも。
その問題点とは…。登山者による自然破壊、スキー場・ゴルフ場の開発、観光道路による観光客の増大、山小屋の問題、そして、山を破壊する開発計画。

そして、どこでも同じような開発計画が必ず持ち上がっているんだよね。これが不思議。これらの計画は地元の反対運動で潰された例が載っているけれども、本当に開発されてしまったら、本当に日本中がスキー場やゴルフ場、山岳道路、ロープウェイになってしまいそう。そして、それらに施設は競争で淘汰されるだろうけれども、後に残るのは無残な姿だけなんだろうね。あ〜、恐ろしや〜。

最後に、アッシの筆者への不満。山小屋では必ず個室に泊まるようだけど、本当のレポートをするつもりならば、大部屋に入って欲しかったなぁ〜。
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2006年10月09日

ウェブ進化論

『ウェブ進化論』を読んだよ。『グーグルGoogle』に続く、Web2.0モノ。

『グーグルGoogle』では、グーグルのビジネスモデルが話の中心だったけれども、本書はどちからというと概念とかテクノロジー側の話が多いよ。もちろん、ロングテールの考えとか重複する部分はあるけど。

アッシの「ヤフーとグーグルはどう違うの?あるいは違いがあるのか?」っていう素朴な疑問にも答えてくれていたよ。答えは本書を読んでほしいけど、グーグルは要は場の提供だけなんだろうね。だから、テクノロジー企業だっていえるんだと思うよ。

さて、本書のポイント。システムをネットの「あちら側」と「こちら側」のどちらに作るかという考え方。グーグルはもちろん「あちら側」。そして、不特定多数無限大を信頼するか否かの考え方。この二つの事象を四つの象限で表す。これで整理がついて、すごく分かりやすくなる。そして、グーグルという会社の立場、他社との違いがはっきりと分かったよ。

もうひとつ。グーグルの情報共有の考え方が面白い。5000人の社員が全ての情報を共有するという。そのイメージは「情報自身が淘汰を起こすんですよ。」というある社員の発言。なんとなく分かるような分からないような…。職場で実践してみるか〜。
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starウェブ進化についての語り口はオプティミズム(楽天主義)を貫いている。
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2006年01月26日

高尾山から地球が見える

『高尾山から地球が見える』を読んだよ。

筆者の主張は「動植物の保護より生態系の維持」という観点だよ。高速道路の建設や大規模な公共工事の環境アセスメントでは、自然保護の観点からそれなりに作文されているようなんだけれども、それは単なる個別の動植物をどう保護していくかという視点でしかないみたい。

本の展開的に面白いのが、その圏央道の話題をベースに、ヒトを生み出した自然の歴史を宇宙の誕生まで遡って説明していること。
ビックバンから始まって、宇宙の晴れ上がり、太陽系・地球の誕生、生命の誕生と進化まで。アッシ的には『天文学入門−星・銀河とわたしたち』や『宇宙と生命の起源』の復習にもなったよ。
このことは、ヒトは自然の一部であり、決して自然の支配者では有り得ないということを説明しているんだと思うよ。

最後に引用。東京・羽村市での地元説明会で、圏央道の為に奥多摩の景観が遮られるという質問に対する建設省の回答。
「工夫したいと思う。たとえば橋の側壁に山の絵を描く」(毎日新聞、1989年3月9日)。参加者からは「銭湯じゃないぞ」と怒号が飛びかったという。

あ〜、圏央道も気になるけど、アッシの自宅的には外環道がもっと気になる。
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